
基礎知識
日本の食の基本
和食、うま味、献立の組み立て、食卓のマナー。作る前、食べる前に知っておきたい基本です。
編集:EMA
確認日時: · 出典:JAPANITIES編集部
和食とは
和食(washoku)は日本の伝統的な食文化です。2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。新鮮な食材、季節感、素材を生かすシンプルな調理、そして献立全体のバランスが特徴です。
基本の献立:「一汁三菜」
一汁三菜は、ごはん・汁物・主菜(魚か肉)・副菜2品(野菜、豆腐、卵)に、漬物を添える、日本の食事の基本形です。
- ごはんが食事の中心です。「ごはん」という言葉は、炊いた米と食事そのものの両方を指します。
- 汁物は味噌汁が多いです。
- 副菜は季節によって変わります。
- 日常の食事では、ごはんと汁物と一品だけ、ということも多いです。
配膳の基本:ご飯は左、味噌汁は右
食卓に座った人から見て、ご飯は手前の左、味噌汁などの汁物は手前の右に置くのが基本です。写真を見る人の左右ではなく、食べる人の左右で覚えましょう。
- 箸はお椀より手前に、横向きに置きます。
- 迷ったら「左にご飯、右に汁物」と覚えると、日々の食卓でも並べやすくなります。
| 位置 | 左 | 中央 | 右 |
|---|---|---|---|
| 奥 | 副菜(煮物など) | 副菜(和え物など) | 主菜(魚・肉など) |
| 手前 | ご飯 | 漬物(添える場合) | 味噌汁・汁物 |
うま味:5番目の味
うま味は1908年に日本で発見されました。昆布、かつお節、しいたけ、しょうゆ、味噌に含まれる、だしのような深い味です。和食の基本の「だし」が、その代表例です。
調味料の基本:「さしすせそ」
調味料を入れる順番を覚える、日本の合言葉です。
| 音 | 調味料 | ポイント |
|---|---|---|
| さ | 砂糖 | 最初に入れます。塩より染み込みにくいためです |
| し | 塩 | 砂糖のあと |
| す | 酢 | 香りを残すため、遅めに入れます |
| せ | しょうゆ | 香りが飛ばないよう、終わりのほうに入れます |
| そ | 味噌 | 最後に入れ、煮立てません |
食卓のマナー
- 食べる前に「いただきます」、食べ終わったら「ごちそうさまでした」と言います。
- 箸をごはんに垂直に立てないでください。葬儀を連想させる行為です。
- 箸から箸へ食べ物を渡さないでください。これも葬儀の作法です。相手のお皿に置きます。
- 麺は音を立てて食べても失礼になりません。香りも立ちます。
- ごはんや汁物のお椀は持ち上げて食べ、汁はお椀から直接飲みます。
- 寿司はごはんではなくネタに、しょうゆをつけます。わさびをしょうゆに溶かしすぎないようにします。
どこから始める?
- 日本米のおいしい炊き方を覚える(「日本米の炊き方」参照)。
- だしを取って味噌汁を作る。
- 基本の調味料をそろえる(「食材ガイド」参照)。
- おにぎり、卵焼き、鶏の照り焼きなど、簡単で失敗しにくい料理から試す。